おたふくかぜ(ムンプス)の流行
- 産科
おたふくかぜ(ムンプス)の流行
発症すると、おたふくのように耳下腺が腫れあがるウイルス感染です。
日本では、ムンプスのワクチンは、任意接種のため、
流行を抑制するのに十分ではなく、4~5年周期で流行を繰り返します。
前回は、2010~11年に流行りました。
妊娠中の母子感染はなく、1~2週間で軽快する比較的予後良好な疾患ですが、
難聴と精巣炎、髄膜炎等合併症を引き起こすことがあります。
特に難聴は、1000例に1例程度ですが、
発症しますと回復が難しく、
また精巣炎から
男性不妊になる場合がありますので、少しは注意してください。