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    休診日/木曜・祝日・火曜午後・土曜午後・日曜午後

産科・出産

当院の分娩の特徴

安全で痛みの少ない自然分娩

妊娠中の女性

当院では、胎児や母体に異常がなければ、あくまでも分娩の進行は母体と赤ちゃんにゆだね、不要な医療介助は行なわないことにしています。
できるだけ痛くない分娩法「ソフロロジー分娩」を取り入れ、妊婦さんのお手伝いをさせていただきます。
陣痛の流れに乗って上手にリラックスすると、分娩もスムーズに進行し、それが満足出産の実感にも繋がります。
この出産方法を取り入れることで、出産自体が感動に満ちたものとなり、今後の育児やご家族の人生に自信を与えてくれると信じています。

無痛分娩について

無痛分娩について

経産婦さんで前回の分娩で痛みに苦労された方、友人や知人から無痛分娩の利点をお聞きになった初産婦さんを対象に希望があれば無痛分娩を実施しています。

無痛分娩は硬膜外麻酔(場合により脊椎麻酔)を用いて痛みを軽減する分娩法です。
最大の痛みを 10、全く痛みがない状態を0 とするなら3 以下の痛みに軽減することを目的としています。

痛みの感じ方は個人差がありますので、痛みが完全になくならない場合もあることをご理解してください。

麻酔後はご自身で、いきむことは可能ですが、麻酔 の効果によりそのタイミングがわかりにくくなり、十分な娩出力が得られなくなる場合があります。
そのため無痛分娩では、分娩時に吸引分娩などが必要となる可能性があります。

笑顔で分娩をサポート

新生児を抱く女性

当院では予定日までに、出産や育児について、どのような思いや希望をお持ちかという「私のバースプラン」を記載していただいています。
医学的に無理な場合を除き、「私のバースプラン」に沿った分娩様式で出産を進めていきます。

ご希望にお応えする形でお手伝いさせていただくことで、妊婦さんにとってより快適で、より安全なマタニティーライフを過ごしていただけるようにしています。スタッフ一同笑顔でサポートいたしますので、どうか緊張したり不安になったりせず、リラックスして出産に臨んでくださいね。

妊婦検診

定期妊婦健診は、妊娠期間中の赤ちゃんと母体の確認健康状態を確認するために行われます。健康状態の確認以外にも、胎児の異常やお産のリスクを早期に発見する目的もあります。また、4D超音波装置を使ってお腹の中で赤ちゃんが成長していく様子も確認頂けます。

検査の中には、子宮頸がん健診や感染症検査などがあります。母子感染のリスクが高い病気が多く赤ちゃんやママの生死に関るものを早期に把握できれば、治療や対策を行ってママと赤ちゃんが安全にお産を迎えられるように準備することができます。血液検査やおりもの検査などで調べられるため、妊婦さんへの負担はそれほど大きくないでしょう。

妊娠に気付かなかったり経済的な事情といった様々な理由で妊婦健診を受けられなかった場合には、様々なリスクがあります。

  • 合併症になりやすい
  • 胎児や新生児の死亡率が上がる
  • 病院で受け入れ拒否される など

安心してお産を迎えていただくためにも、しっかり赤ちゃんと母体の状況を確認しておきましょう。
妊婦健診は、分からないことや不安なことを相談いただく良い機会でもあります。当院は初めてのお産でも少しでも不安がなくなるよう、しっかりスタッフが寄り添いますので気軽に何でもお尋ねください。

妊婦健診スケジュール

妊娠初期

内診時
経腟(または経腹)超音波検査(着床部位・胎児発育の確認、予定日決定、等)
子宮頸がん検診(妊娠直前に検査を受け異常なかった場合は省略可能)
採血
血液検査(初期検査)

16~20週頃

超音波外来(胎児発育・形態のチェック)
出血・腹痛があれば、経腟超音波検査

21~24週頃

超音波外来(胎児発育・形態のチェック)
出血・腹痛があれば、経腟超音波検査・クラミジア検査・中期血液検査

25~31週頃

超音波外来(胎児発育・形態のチェック)
出血・腹痛があれば、経腟超音波検査

32~34週頃

超音波外来(胎児発育・形態のチェック)・経腟超音波検査(子宮頚管長)

35・34週頃

超音波外来(胎児発育・形態のチェック)・経腟超音波検査(子宮頚管長)・胎児心拍モニター(NST)

36週以降

超音波外来(胎児発育・形態のチェック)・後期血液検査・膣内細菌検査・助産師外来

入院から出産、退院までの流れ

出産について

妊娠中の女性

入院のタイミングから出産までの流れをご説明します。

入院中のケア

新生児のお世話をする女性

入院中の赤ちゃんのお世話、授乳、沐浴についてご説明します。

退院後について

新生児を抱く女性

退院後のサポート、お子様のワクチン接種についてご説明します。

出産について

妊娠中の女性

準備OK!いよいよ赤ちゃん誕生!!
待ちに待ったこの瞬間!ママ、パパがんばって!

長かったような短かったような10ヶ月・・・。赤ちゃんの身体もふっくらとして、内臓も成熟しました。「ママのお腹の中も窮屈になってきたよ」という声が聞こえるようです。出産時はソフロロジー法で気持ちをリラックスさせ、痛みの少ない分娩をしましょう。

スタッフ一同、妊婦さんの希望に沿った分娩のお手伝いをさせていただくこと、そしてご家族の方とともに、新しい命の誕生を迎えられることを強く願っています。

入院のタイミング

次の兆候があれば入院のタイミングと考えてください
お産は突然始まるものではありません。
妊婦さんの身体も赤ちゃんもその日のために準備を整えていて、赤ちゃんが下がってきた感じがあったり、お腹が張ったり、胎動が少なくなったりします。

また、お産が近くなると血の混じったおりものが出ることがあります。これは「おしるし」といわれるもので、お産の始まる兆候です。 即入院というわけではありませんが、入院が近いはずです。

  • 初産婦の方は10分に1回の陣痛が来た時、経産婦の方は15分に1回の陣痛が来た時
  • お水おりがある(初妊婦の方は水様のおりものと破水を間違えやすいので、ご心配ならご連絡ください)
  • 出血がある

※その他、頭痛やおう吐等、なにか心配なことがあれば、いつでもお電話ください。

出産時について

新生児室

当院では、心も身体もリラックスしていただけるよう「陣痛から出産まで一つのお部屋で過ごすシステム」を採用しています。
また、分娩方法はイメージトレーニングをもとにソフロロジー方式を取り入れ、痛みの少ない分娩を進めていきます。

その他、分娩の進行は妊婦さんと赤ちゃんにゆだね、不必要な医療介助は行いません。
また、痛くないお産を進めるため、陣痛促進剤・浣腸や会陰切開なども、必要としない場合は行いません。

立会い出産も可能です。妊婦さんは分娩中そばに誰かがいることで、不安や心細さを解消することができますので、当院ではほとんどの方が立会い出産され、付添人に臍の緒を切っていただいております。 また、赤ちゃん誕生の際、喜びを共に分かち合うこともできて、喜びがより一層強くなりますよ。

赤ちゃんへの記念となるビデオ撮影も可能です。(帝王切開でも同じ)

万が一、産まれてきた赤ちゃんに異常があったとしても、滋賀医大からの医師の応援や大津市民病院・大津日赤・滋賀医大への緊急搬送のシステムも整っていますので、どうぞ安心してくださいね。

出産後について

お産の後は心身ともに疲れてしまいます。まずは、ゆっくり身体を休めてください。
翌日からは赤ちゃんとの生活が始まります。
家に帰られてから困らないように、入院中にスタッフと一緒に育児の方法を勉強しましょう。

入院中のケア

赤ちゃんのお世話

授乳(自立授乳)について

授乳風景

母乳は、赤ちゃんにとって栄養学的にも最良です。
入院中に抱っこの仕方・搾乳の方法・げっぷのさせ方・乳房トラブルを起こさせない方法等を指導し実践していただきますので、退院時には母乳の上手な飲ませ方が身についていると思います。

また、当院では大きく生まれたり、小さく生まれたり、食が細かったり、そうでなかったりと赤ちゃんによって、哺乳量や哺乳時間は個人差があると考え、とくに哺乳時間を決めず、赤ちゃんとママに合わせて自律的に哺乳を行なっています。
もちろん、お乳の出が少ない間やママが疲れている時は、スタッフの手でミルクを足し新生児室でお預かりいたします。

また、夜間だけのお預かりもさせていただいています。

沐浴について

沐浴

育児に慣れていないママにとって、赤ちゃんを扱うのはとっても大変ですよね。
まずは、沐浴の見学をしていただき、翌日に赤ちゃんをお風呂に入れていただきます。お湯の温度・洗い方・爪切り・耳のお掃除・お綣の消毒など、スタッフが丁寧に指導していきますので、わからないことがあればしっかり聞いておきましょう。

退院後について

子供を見る夫婦

おめでとうございます。いよいよ退院ですね!
退院後は無理をせず、徐々に普通の生活にもどしていきましょう。退院されても不安なことがあればいつでもお電話、またはご来院ください。
また、退院1週間後と生後1ヶ月に赤ちゃんとお母さんの健診を行い、2ヶ月後からお子さんのワクチン接種が始まります(退院時にワクチンの説明をさせていただきます)。

退院して1週間は、授乳のほかに炊事や洗濯があり、非常に疲れやすくなっています。
「赤ちゃんのために頑張らないと」と無理をすることなく、1週間は十分に身体を休め、ご自分のリズムをつかむようにしてください。

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