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子宮内膜症と不妊症

  • 婦人科
子宮内膜症と不妊症
NHKの「総合診療医 ドクターG」という番組をたまに見ます。
今回は、38歳、既婚、妊娠歴なしの女性。
足の付け根の激痛を主訴に来院され、
その主病名を、ベテラン医師と共に3人の研修医が、
探っていこうと言う番組でした。
子宮内膜症が、答えだったのですが、
子宮内膜症が、不妊症の原因になること、月経痛がある方は、その可能性が高いから、
早期から低用量ピルを飲んで内膜症の進行を止めた方がいいと、啓蒙していました。
日本の女性の平均結婚年齢が、30歳。内膜症がある方は、20数歳から徐々に悪化し、
結婚年齢になった時には、卵管・卵巣等が癒着し、不妊症になることが多いと言われています。
当クリニックでは、子宮頸がん検診を行っていますが、その時の問診で、
未婚で月経痛がある方は、ロキソニンやイブ等、鎮痛剤の内服している方がほとんど。
子宮筋腫は知っているが、子宮内膜症は知らない方が多く、
月経痛がある方は、内膜症合併することが多く、
不妊症のなる可能性が高いことも知らない方が多い。
月経痛がある方には、内膜症ののパンフレットを渡し、
低容量ピルで内膜症の進行を抑えることの説明をしています。
厚労省も、少子化の一助になりうるので、
子宮内膜症と不妊症の関係をもっと啓蒙していただきたいと思います。

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