切迫早産について
- 産科
切迫早産について
産科で結構多いのが切迫早産です。
妊娠中期22~28週に、妊娠中期の検査
(クラミジア・肝機能・糖尿病・貧血等)の時に、
子宮頚管の長さを測り、短い場合には、
今後切迫早産の可能性があるので、安静を指示します。
腹痛がある方はには、内服薬を投与し、週1回の経過観察をします。
短さが進めば、早産の進行を抑えるため、入院し点滴することになります。
1週間で退院の場合もありますが、
腹痛が治まらず1ヶ月以上の入院の方もおられます。
9月には、4人の妊婦さんが切迫早産で入院されました。
3人は妊娠36週で退院され、
今は、陣痛を待つだけの状態です。
もうおひとりは、今も入院中で、あと数日で退院予定です。
退院された3人の妊婦さんは、
今度は早く陣痛が来るのを待っておられますが、
入院中は、腹痛があったのに退院後は腹痛があまりなく
早く生まれる可能性があるから入院したのに、
まだ、陣痛が来ませんと、おしかりを受けています。
早く生まれると赤ちゃんの肺が未熟で
呼吸ができません。挿管することもありますよ。
まだまだ予定日まであるので焦らず待ちましょうと、
理解してもらっています。
入院中、ほとんどの妊婦さんは薬の副作用として、
動悸と熱感のため不快感を訴えられますが
スタッフが頻繁に病棟に伺いお顔を見ることで、
ストレスが減り、不快症状が軽減していきます。