赤ちゃんのRSウイルス感染症の対策
RSウイルス感染症の対策
RSウイルス感染症は、RSウイルスに感染することによって
起きる呼吸器の感染症です。新生児や乳幼児においてはウイルス性の風邪の主な原因の
ひとつで、ほぼすべての新生児。乳幼児が2歳までに感染するとされています。
4~5日の潜伏期の後、発熱、鼻水などの上気道炎の症状がみられます。
治療法は確立されていないため症状をやわらげる対症療法が主体です。
70%の乳幼児では上気道炎症状が数日続いた後、
快方に向かうと報告されていますが、
30%の乳幼児では肺炎などの下気道感染を引き起こし
重症化する可能性があると言われています。
そこで、赤ちゃんのRSウイルス感染症を防ごうというワクチン(アブリスボ)が
考えられました。
アブリスボは、妊娠中のお母さんに接種するRSウイルスワクチンで、
お母さんの体内で抗体が作られ、その抗体が胎盤を介して赤ちゃんに移行し、
赤ちゃんのRSウイルス感染の予防効果しようとするものです。
接種対象
妊娠24週から36週
接種方法
0.5mlのワクチンを筋肉内に接種します。
6月26日以降対象の妊婦さんに説明させていただきます。