「子どもが欲しいと思ってもなかなか妊娠しない…」 「一人目はすぐにできたんだけど…」と不妊に悩んでいませんか?
ここ10年間の間に随分不妊治療は進歩しており、不妊のカップルの多くは新しい技術を用いることにより、薬の投与や簡単な手術による不妊治療で妊娠できるようになりました。少し前では体外受精成功というと大ニュースとなったものですが、現在では定着し、日本でも1万人を越える赤ちゃんが誕生しております。当院でも薬の投与や人工授精・体外受精など患者さんに適した診断・治療を行っています。 お二人で勇気を出して来院してください。きっと喜びへの道のりが始まるでしょう。
結婚をして、定期的な性生活があるのに、2年経っても妊娠しないことをいいます。 ただ、二人とも健康であるのに、子どもができないことに、ひけめを感じ産婦人科への診療を受けないカップルが多くあります。先にも述べましたように、不妊治療の進歩により、簡単な治療で妊娠され、「いままで、何を悩んでいたのだろう?」というカップルもたくさんいらっしゃいます。お二人で、まず診療への一歩をすすんでみてください。また35歳以上になりますと妊娠の可能性がだんだんと低くなってきますので、少しでも早く受診されることをおすすめします。
不妊症の原因としては、排卵はしているか?卵管はつまっていないか?精液に大きな問題はないか?など一つではなくいろいろな要因があることがあります。なるべく早く原因を見つけ、それにあった適切な治療を行う為、下記の検査を行います。
卵胞とは、液体で満たされた卵子の入っている袋のことです。超音波で検査すると排卵に近づくにつれ卵胞が大きくなり排卵とともに消えていきます。このように何度か超音波検査をすると排卵していることが確認できます。
採血を行い、黄体ホルモンがでているか検査します。
子宮腔の形、卵管の通り具合、卵管の大きさ、卵管の出口周辺の癒着などを調べます。卵管が通りやすくなり、治療的な効果もあり、この検査をして3カ月くらいは妊娠しやすくなります。
子宮腔にカテーテルを入れ、二酸化炭素を注入します。その圧力の抵抗により卵管の通り具合を判断します。
排卵があり、卵管が通っていて、精液に問題が無い場合、その他の検査を行います。
脳下垂体ホルモンのFSH、LH、プロラクチン、卵巣ホルモンのエストロゲン等を調べます。黄体機能を調べるためプロゲステロンというホルモンも調べます。
性生活をした後数時間後に子宮の出口から頚菅粘液をとってきて、頚菅粘液中を泳いでる精子の状態を調べます。
女性の体に精子に対する抗体ができる場合があります、採血を行い血液中に精子に対する抗体ができていないか調べることにより判ります。
排卵が近づくと子宮の出口の頚菅から透明で粘り気のある粘液(おりもの)がたくさんでてきます。この粘液を調べることにより排卵日が判ります。
卵胞の直径は月経が終わった頃から少しずつ大きくなり直径20ミリメートルほどで排卵します。その為、卵胞径を測ることによって排卵予定日が推測できます。
排卵が近くなった頃から毎日尿の中のLHを調べる事により、陽性となった翌日あたりが排卵日となります。尿中LHを調べる試薬は薬局でも購入できます。
排卵が起こりやすくさせたり、黄体機能を増やしたりするためにクロミッドやプレマリン(排卵誘発剤)というお薬を服用していただきます。それでも排卵が思わしくない場合には、HMG製剤を(卵胞刺激ホルモンFSHを多く含む液体) 注射を行います。ただ、刺激が強すぎる為、多児妊娠となる可能性もあるので、尿中の血中ホルモンや頸菅粘液を頻繁に検査し適量を投与していきます。費用は1万円以下で行えます。精液に問題がある場合は、漢方やホルモン治療を行いますが、あまり効果がもてません。 その場合、人工授精・体外受精をすすめる場合があります。
人工授精は、排卵の時期に精液を直接子宮腔に注入する方法で、性生活では、子宮腔内に精子がほとんど入っていかないような精子減少症も妊娠可能となります。カテーテルという注射器のような細い管ですので痛みはほとんど感じません。費用は1万円ぐらいです。
1978年に英国で始められた画期的な不妊治療法です。卵巣から卵子を直接、注射針で採取し、体外で精子と受精させ、受精を確認した卵(受精卵)をカテーテルという注射器のような管で子宮に返す方法です。最初のうちは両方の卵管が詰まっている場合のみ用いられていた方法ですが、現在では男性の精子の数が少ない欠精子症や女性に精子に対する抗体ができている場合、原因不明の不妊の場合にも行うことができ当院でも成功しています。費用は35万円ぐらいからとなります。
※検査や治療には保健制度が適用されるものもあります。 ※詳しくは当院にてお尋ねください。