男性の不妊
- 婦人科
男性側の不妊
不妊治療の初診の問診には、問診票の記載以外に、
絶対情報は漏洩しませんと説明し、
夫婦のプライバシーにかかわることも聞いています。
気軽に質問していただき、時間を設けているのですが、
治療し始め数週間してから、言い辛かったことを告白される方がおられます。
基礎体温表は二層性、ホルモン検査は正常、精液検査も標準、
排卵前には、卵胞が成熟し、粘液量も子宮内膜も厚く申し分なし。
そして性交後試験して、精子の存在がないのを説明し初めて、実は、
「夫婦の性交がうまくいってないかも ・・・夫が自慰行為はできるが、夫婦で性交不可
膣内に射精ができない」等を
なかなか言い出せなくて申し訳ないと、泣きながら訴えられます。
最近増えているように思います。
一般男性は思春期に夢精から射精を
学習するのですが、このご主人は、射精の方法が異なったやり方をしていたせいで、
実際の夫婦関係の時に、遅漏となり疲れて射精できない状態だったようです。
射精障害の方は、ちゃんとした指導で簡単に夫婦関係が築き、
不妊治療できますので、勇気をもって受診してください。
自分で受診できない場合には、奥さんから言っていただけても、結構ですよ。